早稲田メンタルクリニック院長ブログ

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学校での様子が気になり、心配に

学校での様子が気になり、心配に
小学2年生のお子さんをもつFさん(38歳、女性)の場合
小学2年生になった三男は、素直で大人しい子どもでした。でも決まった予定をきっちり守らないと気に入りません。たとえば、いつもより早い時間に夕食ができても、「今は本を読む時間だよ」と言って、夕食そっちのけで読書をしています。
担任の先生に聞いてみると、学校では、冗談が通じないとか、自分の興味があることを一方的に大きな声で話してしまうこともあるようです。授業中に話を聞いていないことが多いかと思うと、自分だけ発表したがったりする、場違いなところで大きな声を出すなど、ルールがよくわかっていないようです。何か失敗すると、ひどくパニックになって、教室から飛び出してしまうこともあるそうです。
1年生のときは、まだ学校に馴染んでいないのかと思ったのですが、2年生になってからも続くので、心配になって近くの精神科に相談しました。発達障害の傾向があるとのことでした。先生とも相談して、学校でも家庭でも生活環境の調整をすることで、少しずつ場にそぐわない行動が改善されています。

引用元:

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/case/case13.html

 

おそらく、自閉スペクトラム症の積極奇異型を指しているのだとおもいます。

当院でも児童の発達障害で軽症例については対応しています。

しかし、この症例のように学校などとの連携が必要なものについては、地元の病院や自動専門のクリニックを推奨しています。