人それぞれなので、原因はこれとは言えないですよね。
ただ、普段は言わないだけで多くの人が同じような体験をしてきているのだな、と僕は思います。
誹謗中傷、いじめ、パワハラ、セクハラ、不倫や離婚、愛する人との死別…。
これらは渦中にいると、自分だけが経験している、特殊なもののように思いますが、「不幸」というのは普段からすぐ横にあるものなんですよね。なので、多くの人が同じような経験を何かしらの形で経てきているものです。
ただ、そうだとしても、互いに励ましあったり、共感しあうことができず、かえって逆に攻撃したりすることもあるので(いじめられていた人が、別の人をいじめること)、つくづく人間は難しいなと思います。
「死にたい」と思うのは特殊なことではなく、ごく身近なものだと思うことのほうが楽なような気がします。
クリニックに電話をかけ、初診の予約をとる人
クリニックに初めて来る人
クリニックには何度も来たことがある人
彼らの心には「死にたい」という気持ちがあることを、忘れないようにしないといけないなと思っています。スタッフにも何度も伝えています。
(口コミでは僕へのご教授はあっても、スタッフの対応が良い、と書いていただいています。)
そして、自分の中にある「死にたい」という気持ち、「死にたかった」気持ちを思い出し、それをリアルに感じながら、相手と接することが大事だと考えているのですが…。