早稲田メンタルクリニック院長ブログ

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うつ病、適応障害による自宅療養中の対応、復職までの流れ。

うつ病適応障害による自宅療養中の対応、復職までの流れ。

・主治医から自宅療養の診断書をもらい、職場へ提出し、休暇に入ってください。
・まずはゆっくり休みましょう。
・担当の方(通常は上司が対応)とは定期的に連絡をとってください。
・症状の程度によって、頻度や連絡内容は異なります。業務量や人間関係が問題であった場合、休み始めからそのことを伝え、復帰後に調整できるか、打診を開始してください。連絡するコツなど、わからないことも多いと思うので、外来診察時に主治医とよく相談してください。
・症状が回復したら、復職に向けて動きましょう。
・担当の方(通常は上司が対応)に連絡し、復職時期および産業医面談時期を決めてください。
・所属部署の業務量や人間関係に問題があった場合、職場調整も検討し、担当者に相談してください。
・復職2週間前ごろから活動記録表(下記参照)をつけてください。産業医面談で活動表が必要な場合があります。
・復帰時期が決まったら、主治医に復帰可能の診断書を作成してもらってください。
・自宅療養中、社会保険加入者は給料の代わりに傷病手当金が支給されることもあります。1か月ごとに申請し、基本給の約6割が支給されます。会社から書類をもらい、主治医に記載をお願いしてください。

○活動記録表について
・生活リズムを整え、復帰後の生活に近い生活をするようにしましょう。
・例えば、出勤時と同じ時間に起床し、通勤ラッシュなどを体験したりします。
(例)
0700 起床。スーツに着替える、朝食をとる。
0800 模擬出勤
0900 ウォーキング
1000 喫茶店や図書館などで資格などの勉強
1200 昼食
1300 パソコンなどで資料の作成、またはまとめ
1600 ウォーキング
1700 模擬退社
1800 帰宅
1900 夕食、リラックス
2100 家族と談話、電話
2200 就寝

 

 

→そのうちHPに反映されるとおもいます。