精神科医益田裕介の考察日記

早稲田メンタルクリニック院長のブログです。https://wasedamental.com

あいさつ文の更新

○僕自身悩んできた

幼いころから父親の仕事の都合で転勤を繰り返し、友達作りに苦労してきました。元来、人付き合いも苦手で、「どうしたら人に好かれるのだろう」と悩み、自分の気持ちのアップダウンに振り回され、自己嫌悪が続きました。

 

○精神医学・心理学との出会い

 中学生の時にインターネットを通じて、精神医学や精神分析の考え方を知りました。学校では教えてくれない知識に夢中になり、そこから心理学から哲学、その他人間の心に関わる様々な本を読み続けました。いまなら本を読むより目の前の友達のことを考えろよ、とアドバイスするところですが、当時はそれも分からず。本を常に4冊ほど持ち歩き、元気な時には難しい本、調子が悪い時には簡単な本もしくは一度読んだことのある本を読んでいました。

 

自衛隊への入隊

 知識が増えても、人付き合いはうまくできず、また自分の気持ちのコントロールも不得手でした。学校で決められた課題も十分にできない。成績もよくなく、有名大学や医師を目指す優等生たちがキラキラして見えて、劣等感を感じていました。自分を変えたいが、どうしたらよいのか分からず、「何か変われるかもしれない」と自衛隊への入隊を決意しました。

 

防衛医大自衛隊での生活(人間関係、組織規則での苦悩)

 防衛医大での寮生活では、様々な人間関係に放り込まれ、とても苦労しました。規則も多く、発達障害傾向のある自分には、失敗ばかりが続きました。卒業後、自衛官として働き始めた自分ですが、同じような悩みを持つ様々な隊員さんと出会いました。学生時代含め、自衛隊での生活で「悩んでいるのは自分だけではない。誰かのためになることで、自分も幸せになれるのだ」という当たり前のことを学べたと思います。精神科医になり、僕が学んできたことがここで初めて活かすことができました。勉強し続けて、良かったと思えました。

 

○臨床の最前線にいたい

 自衛隊退職後、僕は「国を守る」という使命感とはまた別の使命感を見つける必要がありました。これまで自分を助けけてくれた、精神医学に対し、恩返しがしたいと思いました。僕は「対話」を重視した治療を追求したく、クリニックをつくり、そして目の前の患者さんのことを考え続ける人生を選びました。これからの人生は一人でも多くの患者さんの悩みに触れ、その人にとって最善な道を一緒に模索していきたいと思っています。

 

早稲田メンタルクリニック
院長 益田裕介