早稲田メンタルクリニック院長ブログ

早稲田メンタルクリニック院長のブログです。https://wasedamental.com

ベンゾジアゼピン系の問題

1、ベンゾジアゼピン系の薬とは?
2、どのような弊害があるのか? 離脱および認知症のリスク?

3、短期間のみの使用とされるが、長期服用している人は?

4、問題のある使用をしている人に対して、どうする?

 

1、ベンゾジアゼピン系の薬とは?

GABA系を介したダウナー系のドラックで、自律神経の昂りを抑える作用がある。そのためリラックス効果がある。

抗不安薬睡眠薬が該当する

精神科医抗うつ薬抗精神病薬気分安定薬の必要性は強調するが、抗不安薬を強調することはない

 

2、どのような弊害がある? 離脱および認知症のリスクは?

依存性:
依存性は、薬物や物質に対して身体や精神が適応し、その薬物がないと正常な機能を維持できなくなる状態を指します。依存性は、身体的依存と精神的依存に分けられます。

身体的依存: 身体的依存は、薬物の長期使用によって生じる身体的な適応です。薬物の使用が中断されると、離脱症状が現れることが特徴です。オピオイド鎮痛薬やベンゾジアゼピン系薬物などが、身体的依存を引き起こすことがあります。
精神的依存: 精神的依存は、薬物に対する強い欲求や渇望が生じる状態です。薬物を使用することで得られる快感や安心感が原因となり、薬物使用が習慣化し、自己制御が難しくなります。アルコール、コカイン、覚醒剤などが、精神的依存を引き起こすことがあります。
耐性:
耐性は、薬物の継続的な使用によって、その効果が徐々に低下し、同じ効果を得るためにより大量の薬物が必要になる状態を指します。耐性は以下の2つのタイプに分類されます。

薬理学的耐性: 薬理学的耐性は、薬物の繰り返し使用によって、受容体の感受性が低下したり、薬物の代謝や排泄が促進されることで生じます。この結果、薬物の効果が低下し、より高い用量が必要になります。
行動耐性: 行動耐性は、薬物使用に関連する環境や行動の変化によって生じる耐性です。例えば、同じ環境で薬物を使用し続けることで、その環境が薬物の効果を低下させるようになる場合があります。この現象は、環境が薬物の効果に対する身体の反応を予測し、その影響を相殺するために適応することで起こります。その結果、薬物の効果が低下し、より高い用量が必要になることがあります。

依存性と耐性の関係:
依存性と耐性は、しばしば連動して現れることがあります。薬物の長期使用によって耐性が発達すると、同じ効果を得るために用量を増やす必要が生じます。これがさらに身体的依存を引き起こし、薬物を急に中止した場合に離脱症状が生じるリスクが高まります。また、精神的依存がある場合、薬物の効果が低下することで、さらに薬物を求める欲求が強くなることがあります。

 

ベンゾジアゼピン系の離脱症状:
長期間ベンゾジアゼピンを服用していると、身体が薬物に依存することがあります。そのため、突然の服用中止や用量の減少により、以下のような離脱症状が現れることがあります。

焦燥感、不安、イライラ
睡眠障害
頭痛、筋肉痛、関節痛
震え、けいれん
吐き気、食欲不振
汗かき、発汗
動悸、心拍数の増加
感覚異常(しびれ、ピリピリ感)
記憶障害、集中力の低下
うつ症状


ベンゾジアゼピン系と認知症のリスク:
ベンゾジアゼピン系薬物の長期使用は、認知機能の低下や認知症のリスクを増加させる可能性があります。いくつかの研究では、ベンゾジアゼピン系薬物の長期使用が、アルツハイマー認知症の発症リスクを増加させることが報告されています。ただし、この関連性については、研究結果が一致していないため、さらなる研究が必要です。

ベンゾジアゼピン系薬物を使用する際は、医師の指示に従い、短期間で適切な用量を守ることが重要です。また、薬物を中止する際は、医師と相談して徐々に用量を減らすことで、離脱症状を緩和できる場合があります。

 

3、長期服用をしている人が多い事実

なかなかやめられない人も多い
すでに使っている人(止めるための、現実環境が整っていない)

動悸がひどい人

眠れない人、生活リズムが整わない人

 

リスクばかり強調すると、混乱してしまう人もいる

病院との信頼関係に必要とされていたパターンもある

(薬嫌い、副作用など)

 

4、容量を守らない人に対して

きちんとカルテに書いておく必要ある

転売する人は問答無用だが

逆恨みする人もいる

・精神発達遅滞、発達障害人格障害などいる

 

転院してもいいか?

医療のネットワークに繋がっているなら、よい